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皆さんは、野球の中でどのポジションでプレイされてきましたか?

私は現役の頃、主に内野手としてプレイしていました。

これから野球を始めるお子さんや、甲子園を目指したい球児、

プロ野球選手になりたい人などに必ず経験してほしい、

もしくは専門的にやってほしいポジションがあります。

特にプロ野球選手になりたいと言う人は

このポジションを極めることでプロ野球選手になる確率が高くなります。

そのポジションは、、、

ピッチャーです。

ピッチャーと聞いて、

「いやいやピッチャーって、1番大変なポジションじゃないか?」
「ピッチャーでプロ野球選手になるには1番難しいんじゃないか?」

そういう声も聞こえてきそうですね。

確かに野球というスポーツの中で、

ピッチャーは責任重大で、

大変なポジションであるといえます。

では今回は私がなぜピッチャーをお勧めするのか、その理由を解説していきます。

ピッチャーには球速という明確な物差しがあるから

プロ注目の選手をキャッチフレーズとして

よくこういったフレーズを聞いた事はありませんか?

「高校通算100本塁打の長打力が魅力のスラッガー」
「最速160キロの速球が武器の剛腕」

あなたがもしプロ野球のスカウトなら、

その選手を見ていない状態で、どちらの選手に魅力を感じますか?

もちろん高校通算100本塁打の長打力も最速160キロの速球も大きなセールスポイントであり、

その選手を実際に見たことがなくても、

選手としての将来性に非常に魅力があることは間違いありません。

ただどちらかを選ぶとなると、私の主観で結論を申し上げると

最速160キロの剛腕の方が魅力です。

なぜなら高校通算100本塁打の打者はどのような条件で

その本塁打数を稼いでいるかわからないからです。

両翼100メートル、センターまで122メートルの球場で

プロが注目するレベルの投手からその本塁打数を稼いでいるのであれば、

もちろんものすごいバッターだということがわかります。

そうではなくサイズの小さい球場で、平均的なレベルの投手から稼いだ本塁打数であれば、

プロで通用するか疑問視されるのです。

そのため野手であれば高校通算本塁打より誰からホームランを打ったのか、

もしくは甲子園に出場して、どれだけの本塁打を打ったのかで

判断するといいかもしれません。

それに対して160キロの豪速球は間違いなく160キロと言う

明確な数字が見えるため判断がしやすいと言えるのです。

もちろん球速ほど伸びやキレがないという場合がありますが、

それはプロに入ってから改善できるポイントであり、

毎年のプロ野球のドラフトに指名される傾向から見ても

球速が速いと言う事は魅力があると言えます。

毎年のドラフトで50%指名されるのはピッチャーだから

ここ10年のドラフト会議でのポジション別指名人数を見ても

ピッチャーが半分前後を占めているのがわかります。

チームによっては指名した選手もの全てがピッチャーと言うこともあります。

つまりそれだけピッチャーと言うポジションには需要があるといえます。

これだけピッチャーに需要がある理由の一つとして、

近年における投手の分業制が挙げられるでしょう。

それだけ多くの投手が必要となるため、

必然的にドラフトで指名される選手も多くなるのです。

もちろん簡単な話ではありませんがプロ野球選手になりたいと言う目標を達成したいのであれば

確率的に考えてもピッチャーと言うポジションを選ぶべきでしょう。

甲子園でも1年生の夏からベンチ入りしやすい

野球はピッチャーが試合の8割を占めると言われるようにピッチャーにおける責任は重大です。

そのため1年生からでも力があれば1年生からベンチ入りしやすくなります。

またバッティングや守備走塁などやることの多い野手に比べて

極端な話、ピッチャーはバッティングや守備、走塁が苦手でも

ピッチングでバッターを抑えることができれば良いので、

それだけでベンチに入れる可能性は野手より高いといえます。

1人でも練習しやすい

ピッチャーをお勧めする理由の4点目は1人でも練習できると言う点です。

野手がバッティング練習をしようと思えば投げてくれるピッチャーが必要となり、

バッティングセンターに行くにしてもお金がかかります。

また近所にバッティングセンターがない場合もあります。

守備練習をしようと思ったらノックを打ってくれるのかが必要です。

もちろんティースタンドを活用してへ1人で打撃練習をすることも可能ですが、

その点ピッチャーは壁当て等ができるため1人でピッチング練習などをすることができます。

もちろん硬式ボールを使うとなると壁当ても難しいのですが、

やることの多い野手に比べると1人で練習のしやすいポジションといえます。

他のポジションにコンバートされてもピッチャーをやっていた経験が生きる

こちらの理由ですが、ピッチャーをやっていた経験は他のポジションにコンバートされても生きてきます。

どういうことかというと基本的にピッチャーをやっていた選手は肩が強いからです。

つまり肩の強さが要求されるポジションで生きてくるのです。

福岡ソフトバンクホークスの今宮選手は高校時代高校通算60本以上の本塁打を放ちながら

投手としても最速154キロの速球を投げています。

ただ身長は171センチとプロ野球選手の中でも小柄な部類に入りますが、

打撃もよく投手として150キロを超える速球を投げていたため、

身体能力が高いと言う評価を受けて、

福岡ソフトバンクホークスに2009年ドラフト1位で入団しました。

150キロを投げるほどの肩の強さというのは、野手としてはかなりの強肩の部類に入ります。

高校時代にピッチャーとしてこれだけのスピードボールを投げていなければドラフト1位と言う評価で

プロ入りしていなかったかもしれません。

ちなみに先ほど肩の強さが要求されるポジションと申し上げましたが、

基本的にどのポジションにも肩の強さは要求されます。

そのため肩が強いというのは、かなり有利になるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

では今回のまとめです。

今回のまとめ

・ピッチャーには球速という明確な物差しがあるから
→球の速さはスピードガンで測れるため能力を判断しやすい

・毎年のドラフトで50%指名されるのはピッチャーだから
→球団によっては指名選手が全てピッチャーのときもある

・甲子園でも1年生の夏からベンチ入りしやすい
→走攻守で総合的な能力を求められる野手と比べて投げる能力だけ高ければベンチ入りしやすい

・1人でも練習しやすい
→野手の練習はパートナーが必要なケースが多いが、ピッチャーは投げることができれば、一人でも練習できる

・他のポジションにコンバートされてもピッチャーをやっていた経験が生きる
→どのポジションにコンバートされても肩の強さを求められる

ピッチャーをやることでのメリットを今回お伝えしました。

選手によってはピッチャーをやりたくないと言う人もいますが、

あくまでオプションとしてピッチャーもできると言うのはかなりのプラスになります。

これからの野球人生に幅を持たせるためにもピッチャーを経験してみませんか?

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