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みなさん、こんにちは 。

今回は野球界で常識とされていることについて

本当に正しいのかどうかお話ししていきたいと思います。

様々な著名人が常識を疑えという言葉を発していますが、

それは野球界でも例外ではなく

過去には今では信じられないような常識がまかり通っていたこともあるのです。

それらを一つ一つ紐解いてみていきましょう。

練習中、水を飲むな

これは現在の若い世代には信じられないかもしれませんが、

一昔前は練習中に水を飲んではいけないと言われていた時代がありました。

なぜこのような迷信がまかりとおっていたのでしょうか?

水を飲むとバテると信じられていた

昔は科学的根拠もなしに水を飲むとバテると信じられていた時代がありました。

本当に科学的根拠はないので笑ってしまうような話ではありますが、、、。

確かに糖分が多く含まれたスポーツドリンクを一度に大量に摂取してしまうと

血糖値の乱高下で体がだるくなるということはありますが、

水分を取らないことの方がよっぽどバテる原因になるのです。

人間の体は約60%が水分でできており、

日常生活で何もしていなくても体から汗として放出されていくのです。

それがスポーツをしている状態ですと1時間程度の運動でかく汗の量は約1 L と言われており、

これだけでも水分補給が必要なことが見て取れますよね。

水分を取らないとどうなってしまうのか?

では水分を取らないとどうなってしまうのかと言いますと、以下のような状態になります。

①筋肉の動きが悪くなる
②疲れやすくなる
③汗が出なくなり、体温調節が出来なくなる
→熱中症のリスクがあがる

夏場は特に汗をかく量が増えるので、適度な間隔で、

こまめに水分補給をするように心がけましょう。

練習中の声出し

野球の練習というとどのようなイメージがあるでしょうか?

その一つとして練習中の声出しがあると思います。

野球のグラウンドの近くを通ると野球部の活気があふれた声を聞いて

「練習やってるなぁ」と感じる野球ファンも多いことでしょう。

ただこの声を出すことも本当に正しいのでしょうか?

声が出ていないと怒られる

野球をやってきていて、

「練習中は常に大きな声を出し続けろ」と言われてきた人も多いのではないでしょうか?

そのため野球のグラウンドからは野獣のような声が鳴り響いてるイメージがあると思います。

声出しをする理由として

①練習に活気が出ない
→活気の出ない練習はいい練習とは言えない

②声が出ていないと気合い、気迫が感じられないから
③集中力がつく

これらが挙げられます。

たしかに練習中に声が出ていると活気を感じますよね。

ただ私はこの声出しに対して疑問に感じるのです。

本当にむやみやたらと声を出すのが、正しいのか?

まず①ですが、たしかに練習中に声が出ていないと

野球をやってきた人から見ると物足りないでしょう。

私も野球をやっていた頃は、常に声を出せと怒られてきた記憶があります。

しかし声を出す=いい練習というのは違うように感じます。

練習とは技術力を上げるために行うものであって、

声を出したところで上手くならなければ意味がないのです。

②についてですが、①と似たような内容になりますが

気合や気迫が感じられたところで上手くなると言うものではありません。

もちろんテンションを上げて練習に取り組むと言うことであれば、

意味はあるかもしれませんが、

中には内に秘めた闘志ということで

表には出さないが気合や気迫がある選手もいるのです。

そして③ですが、これが一番肝心な部分で、

実は声を出し続けると集中力は散漫になるのです。

勉強に置き換えてみましょう。

大声を出し続けて勉強をしている人を見たことがあるでしょうか?(笑)

また針の穴に糸を通すときのことを思い浮かべてください。

大声を出し続けているでしょうか?

そんな人いないですよね?(笑)

声を出し続けると声を出すことに神経をとられてしまい

肝心な技術練習に集中することができなくなります。

なので声を出す事は最低限にとどめるべきなのです。

必要な声出しとは?

ここまで野球の中で声出しの必要がないという風に述べてしましましたが、

必要な声も存在するのです。

それは指示の声です。

野球と言うスポーツは一球ごとに状況が変わります。

その時にお互いに起こり得るプレーの確認を

大きな声で指示することで状況判断のミスを防ぐことができます。

また先ほど声を出し続けると集中力が散漫になると書きましたが

ここ1番というとき(一打サヨナラというピンチの時など)に声を出し続ける事は

集中力を高めることに繋がります。

要は始めから終わりまで声を出し続けることが良くないのであって、

ここだ!、と言う場面で声を出すことには意味があるのです。

バットは上から最短距離で出す

「バットは上から最短距離で出す」

これも野球をやってきた人ならこのように教わった人も多いのではないでしょうか?

私もこの指導は子供の頃から耳にタコができるくらい聞いてきました。

ではなぜこのような指導が野球界に定着したのでしょうか?

世界に誇る「あの人」がやっていたから

この指導の背景には

プロ野球通算本塁打868本を誇る王貞治氏が影響していると言います。

現役時代の王氏の練習で日本刀をバットに見立てて、

上からダウンスイングをしている映像をご覧になった事がある人はいるでしょうか?

この練習の目的としてバットが遠回りして出ないように矯正することをあげています。

この練習によって上から最短距離で振り下ろすバッティングが世の中の基本として定着したように思われます。

しかし、これも今では常識が変わりつつあるのです。

そもそもピッチャーのボールは上から下にくる

まず大前提としてピッチャーのボールは

リリースした指先からストライクゾーンへは必ず上から下に来るのです。

ボールは上から下に来るのにバットを上からダウンスイングしたらどうなるでしょうか?

ミートポイントは間違いなくピンポイントになるはずです。

つまりバットにボールを当てる確率が低くなるのです。

そのためバットの起動は本来水平、

もしくはやや下から上に出すことでバットにボールを当てる確率が上がるのです。

このバットの出し方については非常に奥が深いため、

また別の記事でお話ししたいと思います。

とにかく単純に上から最短距離でのダウンスイングで結果を残すというのは

難しいということだけはお伝えしたいです。

まとめ

では今回のまとめです。

今回のまとめ

・練習中の水分補給は今や常識
→水を飲むとバテると言われている時代があった

・練習中の声出しは指示の声を重視しよう
→ひたすら声を出し続ける必要はない

・バットを上から最短距離ではなく、水平もしくは下から上に出す

今回はこの3つのテーマでお話してきました。

とにかく野球界に限らず世の中の常識を一度疑ってみる習慣をみなさんもつけてみてください。

現在の常識にとらわれ過ぎると、思考停止の状態になって成長できなくなってしまいます。

今回のテーマの続編を今後アップしていきますので、そちらもぜひご覧になってください。

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