スポンサードサイト

現在のプロ野球を観戦している方のなかには、

投手有利の試合が増えているという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

実際に、2022年のプロ野球は

投高打低のシーズンであるといわれていて、打者が伸び悩んでいます。

なぜ、このような現象が発生しているのでしょうか。

そこで、本記事では、なぜ近年のプロ野球は

投高打低になっているのかということについて詳しく解説します。

要因についても紹介しますので、プロ野球の動向に興味のある方はぜひ、参考にしてください。

2022年のプロ野球の特徴は投高打低

2022年のプロ野球の特徴は投高打低であるといわれています。

3割打者も極端に少なく、投手の完全試合も増えています。

ロッテの佐々木朗希選手が完全試合を達成し、

ソフトバンクの東浜巨選手やDeNAの今永昇太選手らが

ノーヒットノーランを達成したりと投手の快挙が続いています。

定期的に投高打低の時期がプロ野球には到来するといわれているものの、

今年は投高打低の様子が顕著に現れているでしょう。

多彩な変化球を投げる投手が増えた

前述でもお話したように、今年のプロ野球では

多くのノーヒットノーランの達成者が生まれています。

ピッチャーがバッターを上回るピッチングをしたのは間違いないのですが、

迫力のピッチングには欠けるという声も多くあります。

確かに150キロなど、ある程度の球速は出ているのですが

変化球によっておさえている投手がほとんどなのです。

カーブやスライダー、カットボール、ツーシームなどの横に曲がる変化球や、

フォークボール、チェンジアップ、スプリットなど落ちるボールを投げるピッチャーも多い傾向にあります。

完全試合を達成した佐々木朗希投手もフォークボールをよく投げています。

また、投手は先発、中継ぎ、抑えとリレーしていくのが一般的です。

先発投手が変化球ばかりかと思えば次に出てきた投手は球速のあるストレート、

かと思えば次に出てきた投手は、また違った種類の変化球などバッターにとっては

頻繁に球種が変わることになります。

これも、現在のプロ野球の投高打低の原因といえるでしょう。

現在の投高打低はメジャーリーグでも同じことがいえます。

大谷翔平選手もスライダーを投げる回数が増えて、

勝負球にも落ちるボールを投げています。

このように、多彩な変化球を投げる投手が急激に増えているのです。

打率も顕著に低下している

投高打低は投手の完全試合の多さや、投げている球種によるものだけではありません。

データを見てみても投高打低の様子は明らかです。

セ・リーグやパ・リーグの総合的な打率も2021年に比べて確実に低下しています。

打率が顕著に低下しているということは、

投手の成績はあがっているということを示しています。

投手がおさえていて、走者が出るチャンスが少ないと試合時間も短くなります。

また、本塁打数が激減しているのも、投高打低を現わしているでしょう。

投高打低のときもあれば打高投低のときもある

プロ野球においては、投高打低のときもあれば打高投低のときもあります。

シーズンごとに投高打低と打高投低繰り返しているので、

投手の成績がいいシーズンもあれば打者の成績がいいシーズンもあります。

投手のレベルが急激にあがり、打者が対応できなくなる時期が投高打低で、

打者のレベルもあがり投手に対応できるようになれば

打高投低になるというサイクルが野球界に存在しています。

プロ野球における投高打低の要因は?

プロ野球における投高打低の要因は、おもに下記の3点です。

  • 投手のレベルが上がっている
  • 各チームとも守備を重要視している傾向にある
  • ボールの状態が影響している

それぞれ順番に解説します。

投手のレベルが上がっている

投手の球速やコントロール、変化球などのレベルがあがっていることが、

プロ野球における投高打低の要因の1つといえるでしょう。

現在はどの球場も比較的、硬いマウンドを使っています。

地面からの反発をピッチングに上手く応用できる選手も増えていて、球速があがっています。

さらに現在のプロ野球のシステム上、投手が試合の最後まで投げるということはほとんどありません。

投手の分業体制も進んでいるので、中継ぎやおさえの投手のレベルも急激にあがっています。

各チームとも守備を重要視している傾向にある

広い球場が増えたことで、各球団とも守れて走れる外野手の起用を重要視しています。

守備範囲の広い選手が増えているので、アウトの数も多くなっているといえるでしょう。

ただ、守れて走れる選手の場合、バッティングの際に、

パワー不足でボールの飛距離が出せないことも多々あります。

守りは堅いけれど安打が出にくい状況のため、投高打低が続いていると思われます。

ボールの状態が影響している

プロ野球における投高打低の要因はボールにもあるといわれています。

これは、現在のプロ野球の公式球が飛ばないボールといわれる

統一球が使われていることが影響しているでしょう。

また、以前のプロ野球では日本は湿度が高いため、

ボールに湿気を含まないようにアルミホイルなどで巻いて保管していることもありました。

しかし現在は、そこまで保管方法をおこなっていないので、

湿気を含んでボールも飛びにくくなっているといわれています。

これはメジャーリーグにおいても同様で、

乾燥地帯や標高の高い地域などではボールもよく飛んでいます。

日本におけるボールの保管方法が変わったことも投高打低に影響しているでしょう。

まとめ

では今回のまとめです。

今回のまとめ

2022年のプロ野球の特徴は投高打低
→落ちるボールを投げる投手が多いのも特徴
→打率も全体の平均が低下している
→プロ野球の歴史上、投打の高低が入れ替わる傾向にある

プロ野球における投高打低の要因は
→投手のレベルの向上
→守備を重要視している傾向にあり、逆に打力に課題がある
→統一球の影響により、ボールが飛びにくくなっている

本記事では、なぜ近年のプロ野球は投高打低になっているのかということについて詳しく解説しました。

プロ野球ではシーズンごとに投高打低と打高投低繰り返しています。

投高打低のみが続いていくわけではないので、投手や打者のレベルによって変化していくでしょう。

投高打低の要因としては、さまざまことが考えられますがぜひ本記事を参考に、

シーズンごとの投高打低・打高投低の状況を詳しく見て、

投手や打者の様子も観察しながら、プロ野球を楽しんでみてはいかがでしょうか。

スポンサードサイト