スポンサードサイト
みなさん、こんにちは。
今回はバッティングでのバットの出し方についてお話します。
みなさんはバッティングではどのようにバットを出すよう教わってきましたか?
これからお話する話は野球をやってきた方なら
一度は聞いたことがある内容かと思います。
そして今回は現在のバッティング指導についてもお話していきます。
ぜひ最後まで御覧ください。
これまでのバッティング指導
これからお話する話は野球をやってきた人なら
聞いたことがある内容になるかと思います。
その中でも私個人の中で、
代表的なものをいくつか挙げさせていただきました。
上から最短距離でバットを出す
これまで野球をやってきて、
このフレーズをお聞きになったことのある人は
多いのではないでしょうか?
テイクバックしてトップの形を作ってから
ミートポイントに向かって、
最短距離でダウンスイングすることで
ミート率を上げるという理論になります。
この理論が流行した背景として、
プロでの通算本塁打868本という
日本記録を持つ王貞治氏が
日本刀で上から下に向かってダウンスイングしていたことが、
きっかけだと言われています。
ミートポイントを前にする
「ミートポイントを前にしなさい」
このように指導された人も多いのではないでしょうか?
なぜこのような話になるのかというと
ミートポイントを前にした場合、
一番バットスピードが速いときにボールをミートするため
打球が飛びやすくなるからなのです。
一見すると理にかなった話に聞こえるかもしれませんが、
これには明確なデメリットも存在するのです。
それは後ほどお話することにしますね。
ヘッドを立てる
この指導に関しては具体的にお話すると
地面に対してバットが寝てしまわないようにするという意味になります。
たしかにバットが寝てしまうと
ピッチャーの投げてくるボールに対して力負けしてしまうため
このような指導があるといえるのですが、
このあともう少し噛み砕いてお話させていただきます。
新しいバッティングの常識
さてここまで
- 上から最短距離でバットを出す
- ミートポイントを前にする
- ヘッドは立てる
このようなバッティング指導が主流となっていたことかと思います。
ただみなさんはこの指導について疑問に感じたことはありませんか?
この通りにバッティングを実践して、
思い通りの結果につながったでしょうか?
ここまで紹介した指導内容は
これまで少年野球から野球を経験してきた人からすると
ごく当たり前のように感じるものですが、
現在ではこれまでの常識が覆ってきているのです。
バットはアッパー軌道で出す
先ほどの話では、
バットは最短距離で上から出すとのことでしたが、
実は最短距離でバットを出すと、
ミート率が大きく下がってしまうのです。
考えれば当たり前の話なのですが、
ピッチャーの投げるボールというのは
グラウンドのどの部分より高いマウンドから投げ下ろしてきます。
またストライクゾーンというのは
ピッチャーのリリースポイントより下になるため
必然的にバットスイングというのは
上から最短距離、ではなく、
下から上にアッパー気味に出すことで
ボールの軌道にバットを入れることができるのです。
ミートポイントはできるだけ手元に引きつける
先ほどの話では、
「ミートポイントを前にする」と話していましたが、
たしかにスイングが一番速くなる段階で
ボールをミートするため打球スピードは速くなり、
遠くに飛ばすこともできるのです。
ただこの「ミートポイントを前にする」というのには、
明確なデメリットもあると先ほどお話しましたが、
それは変化球に対しての対応が難しくなってしまうのです。
そのため現代では、
「ミートポイントを前にする」のではなく、
できる限りミートポイントを手元に引きつけて打つことが重要になるのです。
ミートポイントを手元に引きつけることによって、
変化球に対してもしっかり対応できるようになり、
確実性が上がることでしょう。
ただミートポイントを手元に引きつけるには、
やらなくてはいけない課題が存在するのです。
その話については別の機会にさせていただきます。
ヘッドは立てる必要はない
まず結論から申し上げると、
地面に対してヘッドを立てる必要はありません。
これまでプロ野球選手がヒットやホームランを打った瞬間のインパクトの写真で
地面に対してバットが立っているシーンを見たことがあるでしょうか?
地面に対してヘッドを立てなくても問題はないというより、
鋭いスイングを実行しようとすると
自然とインパクトのときにバットのヘッドは地面に対して下がるのです。
ただ気をつけなくてはいけないのは体の背骨のラインに対して
バットが90度以内の角度におさまらないと
ボールの勢いに負けてしまうため
バットのヘッドが下りすぎないようにする必要があります。
まとめ
では今回のまとめです。
これまでのバッティング指導の常識
上から最短距離でバットを出す
→テイクバックしてトップの形を作ってからミートポイントに向かって、
最短距離でダウンスイングすることによってミート率を上げる
ミートポイントを前にする
→一番バットスピードが速いときにボールをミートするため打球が飛びやすくなる
ヘッドは立てる
→ヘッドを立てるは、地面に対してバットが寝てしまわないようにするという意味
→ヘッドが寝てしまうとピッチャーのボールに対して力負けしてしまう
新しいバッティングの常識
バットはアッパー軌道で出す
→実は最短距離でバットを出すと、ミート率が大きく下がってしまう
→ピッチャーの投げるボールは高いマウンドからリリースポイントより下のストライクゾーンにくるため必然的にバットスイングは下から上にアッパー気味に出す必要がある
ミートポイントはできるだけ手元に引きつける
→ミートポイントを前にすると変化球に対しての対応が難しくなる
→ミートポイントをできるだけ手元に引きつけることによって変化球に対してもしっかり対応できるようになり、確実性が上がる
ヘッドは立てる必要はない
→地面を基準にしてヘッドを立てる必要はない
→鋭いスイングを実行しようとすると自然とインパクトのときにバットのヘッドは地面に対して下がる
→バットヘッドは下がっても体の背骨のラインに対して90度以内の角度におさまらないとボールの勢いに負けてしまうため気をつける必要がある
このようにこれまでのバッティングの常識がくつがえるような内容をご紹介してきました。
何事もそうですが、技術と理論は日々進化していきます。
「昔はこうだったから。。。」というのは、非常に危険な考え方で、
常に常識を疑うという姿勢が、成長には欠かせません。
みなさんも今回の記事を参考に、
バッティングに関して、色々と試してみてください。
スポンサードサイト