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みなさん、こんにちは。
お子さんが野球に興味を持って、さあ野球チームに入団しよう!
と意気込んでいるそこのお父さん、お母さん、ちょっと待ってください!
せっかく始めるのであれば、お子さんにはずっと野球を好きでいてほしいですよね?
ほとんどの人は地元のスポーツ少年団や学童野球に入団させるかと思いますが、そのチームははたしてお子さんのためになるチームでしょうか?
チームに入ったはいいものの、
「こんなチームに入らなければよかった」
「野球なんてやらなきゃよかった」
こんな悲しい気持ちにならないためにもチーム選びは慎重に行ってほしいと思います。
ではここからは入団を避けたほうがいいチームをご紹介していきます。
理不尽に怒鳴り散らすチーム
例えばですが、高校野球で甲子園を目指すようなチームは
一つのミスに対して指導者から厳しい声が飛んでくることは避けられないでしょう。
基本的に日本の野球界の構造は
トーナメント制で負ければ終わりという世界なので、
一つのミスが命取りとなってしまいます。
そのため甲子園を目指すようなチームは一つのミスに対して
厳しくなってしまうのは仕方ない部分があるでしょう。
(ただそれでもある程度の節度は必要ですが、、、)
問題は野球を始めたばかりの小学生の世代です。
野球の楽しさを覚えていく段階の子供に対して、
甲子園の常連校のような厳しさで、選手を怒鳴り散らす指導者が今でも存在しています。
野球を始めたばかりの小学生の世代が、
このようにいきなり練習で怒鳴り散らされ続けると、どうなるでしょうか?
おそらく野球が嫌になる子供がほとんどだと思います。
まずそのような事にならないためにも、入団前に練習の見学に行きましょう。
無駄に走り込ませるチーム
これは平成の初期であれば、このようなチームはたくさんあったと思います。
野球において走り込みは重要、
下半身強化は基本、
体力がなければ相手に勝てない、
これらはたしかにある意味、間違いではありませんが、
問題は「無駄に」走り込ませる、ということです。
平成の初期までは試合に負けて罰走というかたちで
走り込ませるチームはたくさんありました。
また下半身強化と題して朝から晩まで、
ひたすら走り込ませるチームもありました。
正直申し上げると、
野球に過剰なまでの走り込みは必要ありません。
その理由をいくつか上げたいと思います。
②走り込みすぎると筋肉を分解してしまうから
③技術練習にあてる時間がなくなってしまうから
以上の3つになります。
①野球はそこまで持久力を必要とするスポーツではないから
これに関してですが、野球は試合の中で走り続けるということがないスポーツです。
試合の中で走るとなるとバッターが打ったあとの走塁や
打球が飛んだときの野手ぐらいでしょうか。
それでもサッカーやバスケットボールのように「走りつづける」ということはありません。
ただこのようなことを申し上げると、走り込み推奨派から
「走り込まないとピッチャーはスタミナがつかないじゃないか!!」
と怒られそうですが、
ピッチャーのスタミナというのは走り込みで身につく持久力とは少し意味合いが違います。
現在メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手は
走り込まないと公言していることで有名ですし、
楽天の田中将大投手は長距離走が苦手なのです。
全く走り込まないのはよくありませんが、
野球においては最低限の走り込みで十分なのです。
②走り込みすぎると筋肉を分解してしまうから
みなさんはマラソンランナーというとどのような体型を想像されますか?
ゴリゴリなマッチョ体型でしょうか?
それともガリガリな体型でしょうか?
きっとほとんどのかたは後者のほうをイメージするのではないでしょうか?
長距離走をやり過ぎると無駄なエネルギーを消費しないように
大きな筋肉が分解されて細くなっていくのです。
マラソンという競技において大きな筋肉があると
完走することが難しくなるため脳が判断して、
筋肉を分解して細くしていくのです。
野球に関しては鋭いスイングをするのも、速いボールを投げるのにも瞬発力が必要です。
瞬発力を上げるには、大きな筋肉が必要です。
つまり筋肉が分解されて小さくなるとそれだけ不利になるのです。
③技術練習にあてる時間がなくなってしまうから
これは過剰に走り込むチームに当てはまるでしょうが、
時間というのは有限なため、
それだけ走り込めば技術練習にあてる時間が短くなってしまいます。
そもそも野球を始めたばかりのお子さんは
そんな走り込みをしたくて野球を始めたのでしょうか?
きっとそうではないと思います。
野球を始めたばかりのお子さんには、
思い切りバッティングをさせたり、キャッチボールさせたり、
試合をさせたりしたほうが、とても楽しいと思います。
ある程度、基礎体力をつける意味で走り込むことは大切ですが、
技術練習にあてる時間もしっかり確保するべきなのです。
以上の理由で無駄に走り込ませるチームは避けるべきでしょう。
選手に暴力をふるうチーム
もはやこれに関しては野球の世界に限らずアウトですね。
昔と比べてほとんどなくなってきているとはいえ、
今でもこのようなチームというのは存在します。
愛のムチだと言って選手に手をあげる指導者はいますが、
果たして手をあげられて、思い切りプレーできる子どもがどれだけいるでしょうか?
また楽しくて始めたはずの野球が、そのような理由で嫌いになってしまうことは
とてももったいないと思いませんか?
いかなる理由があってもこのようなチームにお子さんを入団させるのは避けましょう。
まとめ
では今回のまとめです。
理不尽に怒鳴り散らすチーム
→怒鳴り散らされると野球が嫌いになる可能性がある
無駄に走り込ませるチーム
→野球は瞬発力が必要なスポーツのため無駄に走り込ませることはナンセンス
→走り込ませるより技術練習で野球の楽しさを教えるべき
選手に暴力をふるうチーム
→これに関しては言語道断、このようなチームに入るのは絶対やめるべき
少しネガティブな内容になってしまいましたが、
お子さんが楽しく野球ができるように
チーム選びはしっかりしていきましょう。
野球をやっていた者としては
せっかく始めた野球を嫌いにならないでほしいのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、
楽しくプレーできる状態のときが一番成長するのです。
成長を感じられると、子どもはさらに野球に熱中していくはずなので、
そのような環境で野球をできるチームにぜひ入ってほしいですね。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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