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みなさん、こんにちは。
今回はバッティングでのタイミングの取り方についてお話していきます。
「バッティングはタイミングが全て」
なんていうくらい重要なポイントなのですが、
みなさんはどのようにタイミングを取っているでしょうか?
色々なタイミングの取り方があるので、
一つ一つ説明していきます。
足でのタイミングの取り方
足でのタイミングの取り方ですが、
ピッチャーが投球モーションに入ってから重心を降ろしたタイミングで、
前の足のかかとを踏むことでタイミングを取ることができます。
この表現だけですと、なぜこれでタイミングが取れるのか?
って疑問だけが残っちゃいますよね?
つまり原理としてはジャンケンの要領となります。
このようにジャンケンの「ジャン」のときに
お互いの拳を下げる動作でタイミングを合わせています。
この動作がないとお互いに後出し、早出しってことになって
ジャンケンが成立しないですよね?(笑)
もう一度言いますが、
バッティングでこのジャンケンを当てはめると
ジャンケンの「ジャン」のタイミングで、
前足のかかとを踏むことを踏むことで
最初のタイミングを合わせることが出来ます。
プロ野球選手の実例① 吉田正尚選手
現役のプロ野球選手でこの打ち方が出来ているのが、
まず代表的な例を挙げると、
オリックス・バファローズの吉田正尚選手です。
2020年、2021年と2年連続で首位打者を獲得するなど、
プロ野球を代表する選手ですが、
ピッチャーが投球モーションに入る前から
小刻みに前足のかかとを踏んでいます。
これによってどのようなタイプのピッチャーに対しても
タイミングを合わせて自分のバッティングができるのです。
プロ野球選手の実例② 丸佳浩選手
それから読売ジャイアンツの丸佳浩選手も
ピッチャーのモーションに合わせて前足を踏んでタイミングを取っている選手です。
丸選手の場合は、前足を踏んだあとに、
後ろの足も続けて踏んでいて、
タイミングの取り方が非常に巧みです。
プロ野球選手の実例③ 村上宗隆選手
それから忘れてはいけないのは、
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手も
このタイミングの取り方を行っています。
吉田選手、丸選手に比べて、動きが小さいのですが、
それでもこの動きでタイミングを合わせることによって
安定した成績を残しているのです。
クイックモーションへの対応
足でタイミングをはかるタイプの選手は、
ピッチャーがクイックモーションで投げてきた場合は、
構えの大きさなどが変わってきます。
クイックモーションの場合、どのような動きになるのかというと
あらかじめ後ろの股関節に体重をしっかりと乗せておいて、
ピッチャーが動いた瞬間に足を踏む動きになります。
先ほどの丸選手はランナーがいない場合は、
体全体を大きく動かしてタイミングを取りますが、
ランナーがいる場合は、
体全体の動きがコンパクトになり、
投手のクイックモーションの動き始めにあわせて足を踏んでいます。
バットでのタイミングの取り方
次にバットでのタイミングの取り方ですが、
小刻みにバットを動かしている選手を見たことはあるでしょうか?
構えとタイミングの取り方が一体化しているタイプになりますが、
バットをぐるぐる回したり、バットを揺らしながら構えているため
比較的外国人の打者に多いタイミングの取り方といえるでしょう。
プロ野球選手の実例① バリー・ボンズ選手
このタイミングの取り方で活躍した代表例というと
メジャーリーグで、762本という通算ホームランを放っている
バリー・ボンズ選手が当てはまるでしょう。
バリー・ボンズ選手は構えの段階から投手方向に
バットの先端を何回も傾けながらタイミングをはかっています。
その動きは非常に力強くタイミングを図る動作以上に、
相手に対して構えの段階から力強い印象を与えています。
プロ野球選手の実例② タフィ・ローズ選手
日本で通算464本塁打を記録したタフィ・ローズも
バットを動かしながらタイミングを取るタイプの選手でした。
ローズ選手は水平にバットを構えて、
大きなアクションでバットを動かすのが特徴でした。
先ほどのボンズ選手とはバットを動かす方向が反対向きではありますが、
こちらもバットの動きが非常に激しく、
力強い印象を与えています。
あらかじめ足を引いておく
これはタイミングの取り方というよりは
タイミングを取る動作を省いて
あらかじめ足を引いて、後ろ股関節に体重を乗せておく方法です。
バッティングにおいては、
タイミングを取ったあとに、後ろ股関節に体重を乗せることも大事な準備になるため
先ほどの足でのタイミングの取り方、バットでのタイミングの取り方以上に重要になります。
逆に足やバットでのタイミングを上手く取れない選手は、
このようにあらかじめ足を引いて、後ろ股関節に体重を乗せておくのも一つの手段です。
プロ野球選手の実例① 柳田悠岐選手
福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手は、
ピッチャーが投球モーションに入る前から足を上げているタイプの選手です。
足やバットでタイミングをはかっているタイプではなく、
かなり早い段階から足を上げて、
後ろ股関節に体重を乗せて準備をしています。
ピッチャーがクイックモーションの場合は、
「そろそろ動き出すかな」というのを見計らって、
足を上げていますが、
状況によってはすり足に変更するなど、
臨機応変にバッティングを変えてきています。
まとめ
では今回のまとめです。
ピッチャーの重心が降りてきたタイミングで足を踏んでタイミングを取る
原理としては「ジャンケン」と同じ
プロ野球選手では吉田正尚選手、丸佳浩選手、村上宗隆選手などが採用している
小刻みにバットを動かしてタイミングをはかっている
おもに外国人の打者に多いタイプのタイミングの取り方
採用している選手はバリー・ボンズ選手、タフィ・ローズ選手などが特徴的
タイミングを取る動作を省いて、あらかじめ足を引いて、後ろ股関節に体重を乗せておく手法
プロ野球選手では柳田悠岐選手などが採用している
バッティングはタイミングが命などとよく言われますが、
たしかにその通りだと思います。
今回ご紹介したタイミングの取り方以外にも
自分に合ったタイミングの取り方があるかもしれません。
バッティングで良い成績を残せるかどうかは、
このタイミングの取り方が全てと言っても過言ではないでしょう。
バッティング練習を重ねていく上で、
自分にもっとも合ったタイミングの取り方を見つけていってください。
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