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野球のルールは分かっている人にとっては簡単ですが、
まったく知らない人にとっては難しいものです。
家族の誰かが野球観戦が好きだったとしても、
ルールがわからなければ話をすることもできません。
また、お子さんが野球を習っている場合も同様で、
試合の応援などにいった際も楽しさがわからないまま観戦することになってしまいます。
そのため、このような場合、最初は大変でも野球のルールは
必ず、覚える必要があるのです。
しかしながら、野球のルールは難しいという先入観を持っている方も多いので、
なかなか覚えるまでに至っていないという方も多いでしょう。
そこで、この記事では、野球の基本ルールについて解説します。
打球の種類についても紹介していますので、
まだ野球のルールをよく理解できていないという方はぜひ、ご参考にしてください。
今回は前編でのご紹介となります。
野球は9対9の点取りゲーム
野球は9対9で戦う点取りゲームです。
各チーム交代でグラウンドに9人ずつ配置され、
攻撃と守備にわかれて点を取り合います。
サッカーやバスケットボールはボールを持てなければ攻撃は始まりませんが、
野球は明確に攻撃と守備が区切られています。
野球の場合、あまり点差がつきすぎるとコールドと呼ばれ、
試合終了となる場合もあります。
決められた回数に達するまで各チーム交互に攻撃と守備を繰り返し、
最終的な点数によって勝敗が決まります。
なお、プロ野球では攻撃と守備を9回繰り返して勝敗を決めます。
打球の種類
野球における打球の種類はおもに下記のものとなります。
・フライ
・ライナー
・ヒット
・バント
・ホームラン
これらの打球の種類を覚えておけば、野球を観戦するうえで困ることはありません。
ゴロ
ゴロとは、打者の打ったボールが地面をバウンドもしくは転がりながら進んでいくものを指します。
守備側がアウトにするには内野にボールがゴロで飛んできた場合、
捕球して打者走者が一塁に到達する前に一塁に投げる必要があります。
フライ
フライとは打者が空中高く打ち上げた打球のことを指します。
先ほどのゴロと違い、フライは直接、ノーバウンドで捕球すればアウトになります。
飛球が捕球されると、走者には投球時についていたベースに戻る義務があります。
これをリタッチと呼びます。
走者がリタッチを果たす前に、
野手によってその走者自身の身体またはリタッチをすべき塁に触球されたら、
その走者はアウトとなります。
走者が一旦リタッチを果たせば、その後に離塁して次塁への進塁をすることができます。
走者が次塁への進塁を意図して、打者の飛球を野手が捕球するまで塁に触れた状態でいるか、
野手の捕球後に帰塁することをタッグアップといいます。
タッグアップ後、次の塁へ進むことをタッチアップといいます。
ルール上はリタッチの義務があるのですが、
その義務を果たしていない走者をアウトにするためにはアピールプレイが必要になります。
野手からのアピールが無い限りは審判員はアウトを宣告しないため、
野手がアピールをしなかった場合、その走者の進塁や得点はその時点で認められなくなります。
例えば、三塁走者が外野フライを利用して得点した際にもし三塁走者の離塁が早かったとしても、
野手がそれに気付かずにアピールを行わなければ三塁走者の得点はそのまま認められるのです。
ライナー
ライナーとは、直線的に低い弾道でボールが飛んでいく飛球のことです。
ボールが高く上がるフライと区別して使われますが、明確な基準はなく主観的に判断されることがほとんどです。
フライと同様でノーバウンドで野手がキャッチした場合、アウトとなります。
なお、低い飛球とフライの中間のような打球は「ハーフライナー」と呼ばれていますが、
これも明確な基準はなく、見る人の主観によって判断されることがほとんどです。
ヒット
ピッチャーからバッターがボールを打ち返し、
塁を進めることができればヒットとなります。
ヒットにするには下記の条件を満たす必要があります。
・バッターが1塁にたどり着くまでに1塁に送球されないこと
ノーバウンドでボールをキャッチされたり、
バッターが1塁にたどり着くまえにボールが1塁にいってしまうとアウトになります。
なお、1塁に進めた場合はヒットですが2塁の場合は二塁打、
3塁の場合は三塁打と呼び方が変わります。
バント
通常、野球ではバットを振ってボールを打ち返しますが、
振らずにバットにボールを当てるだけで転がすという方法もあります。
それが、バントです。
そのバントにはおもに下記の3種類があります。
・セーフティバント
・スクイズ
送りバントは既に塁に走者が出ている状態のときにおこなわれる打法で、
自分自身は塁に出ることなく走者を次の塁に進めます。
そのため、自分自身がアウトになったとしても走者が次の塁に進めれば送りバントは成功です。
そのため、送りバントは犠牲バントと呼ばれることもあります。
一方でセーフティバントは送りバントとは異なり、自分自身が塁に出ることが目的です。
守備が対応しにくい場所にボールを飛ばすことになりますが、
アウトになる可能性も高いため足に自信がある人がおこなう打法になります。
スクイズは送りバントと似ていますが、
スクイズの場合は3塁に走者がいるときにおこなう打法で走者をホームに返すことが目的の打法です。
ホームラン
野球の細かなルールは知らなくても、
ホームランは誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか?
ホームランには通常のホームランとランニングホームランの2種類が存在します。
通常のホームランは打球が直接、スタンドに入ることを指します。
ランニングホームランはスタンドには入らないものの、
グラウンドの奥のほうまでボールを飛ばして一気にホームまで戻ったときのホームランを指します。
まとめ
では今回のまとめです。
野球は9対9の点取りゲーム
→攻撃と守備が明確に区切られており、最終的に1点多く取ったほうが勝利となる
打球の種類
→ゴロ、フライ、ライナー、ヒット、バント、ホームランがある
野球のルールは複雑であると思われがちです。
しかし、すべてのルールを覚えなくても野球を楽しむことができます。
基本的なルールの要点さえ理解しておけば今、どのような状況になっているのか、
次はどうなるのかということがわかるようになるでしょう。
お子さんの場合も同様で、子供ですとすべてのルールを覚えるのが難しいので
簡単なところから親子で覚えておくと野球に興味を持ちやすいかもしれません。
実際に野球を始めた際もスムーズに行動することができるでしょう。
このように少しずつルールを覚えていって、まずは親子でプロ野球をテレビで観戦して楽しんでみてください。
では今回の続きは後編にて、ご紹介いたします。
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